浴槽に使われる素材には、人工大理石やFRPなどがあります。それぞれ特徴があり、お手入れのしやすさ、肌当たり、見た目などが違います。注文住宅を建てる際には、気に入った浴槽を選びたいものです。気に入ったものを選ぶためには、素材の特徴を知っていることが大切です。 ここでは、FRP浴槽のメリットとデメリットを紹介します。 ●メリット FRPとは、不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維を混ぜた素材のことです。繊維強化プラスチックとも呼ばれています。このような材料で作られていることによるメリットがあります。 ・防水性が高い お風呂は水を置く使う場所なので防水性が高いことが求めれます。FRPは防水性が高い素材で、お風呂場に適した素材だといえるでしょう。 ・軽くて耐久性が高い 多くの場合は耐久性が高いほど重たくなります。頑丈にするためには厚みが必要で、厚みが増せば重さが増します。 しかし、FRPは耐久性がありながらも軽いです。 ・補修が可能 浴槽を長い年月使用し続けていると、ものを落としてひびが入ってしまったり、経年劣化で汚れが目立ったりしてきます。このよう場合は浴槽全体のリフォームが必要なことが一般的です。 しかし、FRPは表面を塗装し直すことで補修できる場合があります。浴槽すべてのリフォームをするとなると高額な費用がかかりますが、補修で済めば費用を抑えることができます。そして、長くきれいな状態を保てます。 ・安い グレードにもよりますが、安いものだと3万円前後です。 ●デメリット ・汚れが目立ちやすい 人工大理石の場合は、浴槽の模様で汚れが目立ちにくいです。ステンレスの場合は汚れが付着しにくいです。 それに対してFRPは、明るい色のものが多いため汚れが目立ちやすくなっています。汚れを防ぐためには、こまめな掃除が必要です。 しかし、コーティングを施すことで汚れが付着しにくくなり、掃除をしやすくなります。傷の防止にもつながります。 注文住宅はさまざまな種類の浴槽から選ぶことができます。気に入ったものを選んでみてください。 |