お風呂の床材として昔からよく使用されているものがタイル床材です。ここでは、タイル床材のメリットとデメリットを紹介します。 ●デザインが豊富 タイル床材はカラーバリエーションもデザインも豊富にそろえられています。 床材の色が違うだけで、お風呂場の雰囲気はがらっと変わります。たとえば、オレンジやピンクなど暖色系の床材を使うと温かみのあるお風呂になり、水色や白などの床材を使うと清潔感が生まれます。 人それぞれ好みの雰囲気がありますが、タイル床材なら好みのテイストのお風呂に仕上げることが可能です。 ●耐水性がある お風呂は水を使う場所なので、床材に耐水性があることが重要です。木材のような耐水性の低い床材は、お手入れを怠るとカビやヌメリが発生をして傷んでしまいます。 タイル床材は耐水性に優れた素材です。しかし、水が残るため滑りやすくなります。滑り止め加工されたものもあり、こういったものを選べば転倒の心配が少なくなります。小さなお子さんや高齢者がいる家庭は、転倒防止についてよく考えておきましょう。 ●排水しやすい 勾配を設計することで排水しやすくなります。排水をよくすることで床に水がたまりにくくなります。床に水がたまっていると転倒の恐れがあるので、排水をしっかり行うことが大切です。 ●目地に水がたまりやすい さまざまなメリットがあるタイル床材ですが、目地に水がたまりやすいデメリットがあります。たまった水によってカビが生える可能性があります。目地は白いことが多いので、カビが生えてしまうと目立ちます。 カビ発生防止のためには、こまめに掃除をすることが大切です。 また、ユニットバスでは採用できないことがあるので、注文住宅を建てる際に施工会社に相談しておきましょう。 注文住宅では、お風呂の床材を選ぶことができます。さまざまな床材があるので、メリットとデメリットを知って、どのようなお風呂にしたいのか考えて床材を選んでみてください。 |